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下肢静脈瘤

下肢静脈瘤とは

脚の静脈弁が壊れ、血液がたまる

下肢静脈瘤

下肢静脈瘤とは、脚の静脈の弁が壊れてしまう病気です。静脈とは心臓に向けて血液を送る血管で、弁が壊れることで血液が逆流してしまい、脚にたまってしまいます。それにより、血管が膨れてこぶ状に膨らんでしまうなどさまざまな症状が起きます。

妊娠・出産のある女性がなりやすい

日本には下肢静脈瘤の患者さまが約1000万人いるとされており、内訳は男性と女性が1対3。女性がなりやすい病気です。年齢は10代から80代までと幅広く、加齢とともに発症リスクは高まります。女性がなりやすい理由は妊娠・出産があるから。お腹の中の赤ちゃんの重み、出産時の力みによる圧力が脚の静脈にかかることで弁が壊れてしまうのです。

遺伝的な要因や、弁が少ないことも影響

遺伝も影響します。
静脈弁が元々少ない家系や本来あるべき静脈弁が無い家系の方もいると指摘されています。両親が下肢静脈瘤になったことがあると子どもの90%が、親の片方に病歴がある場合は、女の子で60%以上、男の子で30~35%が罹患するとも言われています。また静脈の弁が少ないと一つ一つの弁にかかる圧力が高まるため、発症しやすいと言われています。

こんな初期症状はありませんか?

下肢静脈瘤の症状は下記のように多岐にわたります。

  • 脚の血管がこぶ状に膨らむ
  • 脚がむくむ
  • 脚がつる
  • 脚が重だるい
  • 脚がかゆい

下肢静脈瘤の代表的な症状

1.瘤(コブ)のような血管の膨らみ

ぼこぼこと浮き上がっている瘤は、流れが悪くなったため、血管の中に血液がたまっている状態です。
最初はぼこぼことした瘤があるだけで足の具合が悪いことはありませんが、足に血液がたまってくるので、重さやだるさを感じたり、むくみがでたりします。

2.色素沈着

症状が進むと皮膚の血液の流れが更に悪くなり、痒くなったり、皮膚が赤黒くなったり(色素沈着)してきます。
皮膚科へ通ってもなかなか治らない皮膚炎が、実は、静脈瘤によるものであることもあるのです。

3.潰瘍

一番悪くなった状態が、皮膚がはがれ落ちた潰瘍(かいよう)の状態です。
こうなってしまうと常に痛みがあり、感染を起こしたり、出血したりすることもあり、日常生活を満足に送れなくなります。皮膚の異常なので皮膚科を受診される方も多いのですが、原因が静脈瘤なので、静脈瘤そのものを治療しない限り治ることはありません。

放置することのリスク

下肢静脈瘤をたとえ放置したとしても、命に危険が及ぶことはありません。しかし、進行することで皮膚の黒ずみや潰瘍といった合併症が起きる可能性があります。また、命に関わることはなくても、女性の方はスカートがはけなくなったり、周囲の目が気になったりと、日常生活を過ごす上での悩みを抱えてしまいます。下肢静脈瘤は自然には治らないので、重症化する前に治療を行うことが大切です。

各日帰り手術

当院では下肢静脈瘤に対し、各種日帰り手術を行っています。現在、90%以上の患者さまは痛みが少なく手軽なレーザー治療を受けています。

予防の方法

妊娠時に弾性ストッキングをはくと効果的
下肢静脈瘤を予防するために有効な手立てとしては、妊娠時に弾性ストッキングをはくことです。弾性ストッキングとは脚を圧迫するために特殊な編み方で作られた医療用ストッキングで、下肢静脈の血流をスムーズにしてくれます。

長い立ち仕事の合間に足首を動かしましょう

仕事などで立っている時間が長い人は、下肢静脈瘤の発症リスクを高めます。私たちが立っているとき、実は筋肉をあまり動かしていないのです。筋肉が動くことで血管が圧迫され、ポンプ作用で静脈の血液が心臓に向かいます。ですから、1時間に1回は足首を動かして血流を良くしましょう。予防法として「運動」や「マッサージ」がインターネットなどに載っていますが、実は運動よりもピンポイントに足首を動かした方が有効なのです。マッサージで他動的に動かすよりも、自ら足首を動かす。これが大事です。

医療法人社団検査 池袋血管外科クリニック

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住所
〒171-0022
東京都豊島区南池袋1-17-2 南池袋I-Nビル7F
診療科目
血管外科
院長
梅澤 久輝
(医学博士/日本外科学会外科専門医・指導医/
日本心臓血管外科学会専門医・修練指導医/
日本脈管学会脈管専門医・研修指導医 他)
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